向き合う
ということは、
相手の見えない
ものを見ること。
心の内の想いや感情に
気づけるエキスパートになる。
心の琴線に触れる仕事をするために、物理的にだけではなく、内面から向き合えているかを常に自らへ問いかけること。相手の心の内にある考えや感情に思いをめぐらせながらも、勝手な憶測で終わらせてはなりません。「この音でならどうだろう」「この言い方なら、この子に伝わるのでは?」と粘り強く寄りそいながら、試行錯誤を繰り返していく。そして、一致する喜びを積み重ねることで、徐々に相手を理解していくのです。それがどれだけ信頼関係の構築において大切か。たとえば、子ども教育学部ではできるだけ多くの失敗事例を伝え、いかに思い込みと現実のズレによって生じる問題が多いかを教えています。